こたび録。

都内から一人旅

冬の沖縄さんぽ 12月

白雲

2024年12月。


年末の押し詰まり感に押し出されるようにして、
クリスマス前の2泊3日、沖縄へ逃避行。



出発直後。バスの車窓



眠気に負けてくじけそうになりながらも、
どうにか夜明け前の東京駅に到着。


いざ、ローコストバスで成田へ出発。
乗ってしまえば旅路スタート。


12月21日、ジェットスター
8時25分成田発→11時50分那覇着
(¥10,850)



曇り空の那覇空港に無事到着




県庁前駅で降りると可愛いツリーがお出迎え




今回は、ゆっくりのんびりすることが目的なので、観光へは向かわず、
本日泊まるホテルのある県庁前駅で下車。


外は、沖縄といえども暖かくはなく、コートがないと寒いくらいの気候。


チェックインの時間まで、ひとまず近場で落ち着くことにする。
駅直結のリウボウデパートへ、初めて入ってみた。




お正月用の催事中。紅型の布に目を引かれる




田芋パイと黒糖ジンジャーエール



2階のテラスに、おしゃカフェ発見。
沖縄の食材を使ったメニューがあり、パイとジンジャーエールを注文。


窓際の席で、ぼーっとした頭で外を見ながら沖縄にいることを噛み締める。



近くにあったらがしがし通ってしまいそう




すっかり近代的になった国際通りでノスタルジーを感じる一角



カフェで思う存分のんびりした後、少しだけ国際通りを歩いて、ホテルにチェックイン。


荷解きしたりしているうちに夕方になってきたので、早めの夕食を探して外出。
またまた国際通り近辺をうろうろパトロール。




晴れてくると、いきなり南国感漂う




何食べようと歩きながら考えるも決まらず、疲れ果てていたところ、御菓子御殿の前に出ている食事メニューの看板が目に入った。


2階がカフェになっているらしい。




有名な金城次郎の作品も




店内は落ち着いた雰囲気



階段を上ってびっくり。
重厚な調度品にたくさんの陶芸作品が展示された、ギャラリーカフェになっている。


これまで賑やかなお土産屋さんとしか思っていなかった御菓子御殿の2階に、こんな世界があったなんて…


嬉しい驚きに包まれ、お食事メニューを注文。



ヘルシーなメニュー。ロボットが運んでくれました




御菓子御殿よありがとう




食事も済ませてすっかり出来上がった気分になった。
ホテルまで歩いて帰ることに。


バスターミナル付近まで来たところで、
何やら不思議な形の物体がの谷間にそびえ立っているのが見えた。


現代的なオブジェか何かが飾られているのかと思って近づいてみると、
本物の琉球石灰岩とその上に生えてる木。


すごい迫力。


こんな都会のど真ん中に、自然の姿のままに存在感を放っていることに感動。


回り込んでみると説明書きがあり、地理的にも歴史的にも由緒ある岩で
「仲島の大石(なかしまのうふいし)」と言うらしい。


拝所にもなっていて、見ていた間だけでも
何人もの人が立ち寄って拝んでいった。


自分もご挨拶をさせていただき、
沖縄のパワーに圧倒された気持ちでホテルへ戻った。



異世界のよう



浮世絵にも描かれているらしい



沖縄に来た実感に包まれつつ、
寝不足のためシャワーを浴びてすぐに就寝。



ホテルの裏手。オフィス街のど真ん中にある




翌朝は晴れ。


特に予定はないので、朝の散歩へ。
昨日とはうって変わり、Tシャツで過ごせそうなくらい暖かい。




道端のシーサーと沖縄県のシンボルマーク




交番にもシーサーが



壺屋に来てみました




登り窯の跡を見学



お腹がすいてきたので、
今回、少し趣向を変えたところにも行ってみようかなと
候補に入れていたハイアットリージェンシーに向かってみる。


敷居の高い雰囲気に怖気付き、何回かためらった後、
えいやっと入る。


都内でも、年に1度行くか行かないかの、ホテルラウンジ。


おっかなびっくりスープセットを注文。
軽めの朝食。



天井が高くて気持ちいい




立派なツリーで目の保養




南国リゾート気分




がら空きのラウンジで、
近くの席から聞こえてくる人事コンサルのような会話を聞くともなく聞きつつ、
沖縄の就職事情を少し想像してみたり、
沖縄の歴史の本をぱらぱらと読んだりしながら、
小1時間くらい贅沢な時間を過ごした。



駐車場にもブーゲンビリア


外へ出てちょこっと散歩すると、そろそろお昼時。



前から気になっていた花笠食堂の看板前をとおりすがり、せっかくだから地元の食堂で食べてみたいと、前のおばちゃんにつられ、思い切って入ってみた。



赤と黄色ののぼりに誘われる



ナーベーラーチャンプルーと中身汁、玄米、もずく。ちょうどいい量



憧れの地元食堂で腹ごしらえが済んでみると、海を見たい気持ちがむらむら高まってきた。



秋のような高い空とうろこ雲




県庁前からウミカジライナーに乗って瀬長島に行ってみることに。





日が差してきました




天然のビーチも




みんなに注目されて



アダンの実



有名な岩



アグネスカフェ(残念なことに12月末で閉店したそう)




瀬長島に着いた頃ちょうど晴れて日が差してきたので、海辺をゆっくり散歩したあと、大好きなAgnes'Portguese Bake Shopでドーナツを買う。


バスの時間まで海を眺めて待つ。




バス停から



今日のホテルはおもろまちに取っているので、赤嶺でバスを降り、モノレールで向かう。




サンエーメインプレイスを見ると、帰ってきた気がする




ダイワロイネットホテル。上の方の階で、見晴らしがとてもよかった





冷めてもおいしいドーナツ



夕食は、近所のセブンイレブンで沖縄そばを見つけたので軽く食べ、
夜景を見ながらドーナツもいただいて、就寝。




わかりにくいが、遠くに海が見えてる




窓からの景色



12月24日、3日目。


今日も特に予定はないので、泊港のほうへ散歩することに。


この季節、暑くなく散歩が楽なのはとてもいい。




日本銀行那覇支店だそう




気持ちのいい公園。奥には御拝所が



おもろまちから泊のほうまで下って歩いていると、石畳風の小径がふと目に入った。
散策路になっているらしい。




「泊散策」と書いてあるように見える




龍が彫られた街灯




ハーリー船を模したベンチ



数百メートルほどの静かな散策路には
歴史や言い伝えを紹介するモニュメントが置かれていて
かつてのこの町を想像しながら、歩いた。


さらに泊港を目指して歩いていると、
いつのまにか広々とした場所に出ていて、
そこは崇元寺石門だった。


こんな日常の道のすぐそばに、
公園のようにして史跡があるなんてとまた感動。




石門とがじゅまる







期せずして、歴史を感じる散歩になった。


そして、せっかくここまで来たから港まで行ってみようと、
川沿いを歩いて海の方へと向かう。



白を混ぜたような不思議な川の色




迷いながらとまりんの目の前まで来たところで、
そろそろ時間が危なくなってきた。


あわててモノレールの駅を探し、旭橋から乗り込んで空港へ向かう。



帰りも曇り空の那覇空港




このバス乗り場を見るとなぜかわくわくしてくる




飛行機を待ちながら富士家のぜんざい



ジェットスター
那覇12時40分発→成田15時00分着
(¥15,580)




眼下に沖縄。また来られますように




千葉付近



無事成田到着。


この2泊3日で、年末年始を乗り切るパワーを充電できた気がする。


3日前に来た道をたどり、LCBで東京へ。



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伊豆大島で温泉始め

白雲

12月に入って、日もずいぶんと短くなり、
街はクリスマスイルミネーションでキラキラ。


そろそろ、温泉で温まりたい気持ちが高まってきた。


ひと仕事終えた日曜日の夕方、
あー温泉行きたい…
伊豆諸島あたりなら、今から出発で行けるかも?
明日は休みだし、
火山島の温泉に浸かりたい!
となり、


その日の夜のさるびあ丸、特2等船室をインターネット予約。
船中1泊で現地は日帰り、宿の予約がないのでずいぶん気楽。


30分くらいで荷造りを済ませ、いざ出発。


22時竹芝桟橋発、6時大島着の便に乗り込んだのだった。



東京タワーに「行ってきまーす」。



出港直後のデッキ。


レインボーブリッジは何度見てもおおーっとなる。



東京湾の標識?



さるびあ丸、
これまではいつも一番安い2等の和室だったけれど、
今回の特2等には、2段ベッドに目隠しカーテン、
マットも枕も毛布もあって、ずいぶん快適だった。


和室にごろ寝の開放感も捨てがたいけど、
数千円プラスするだけでこの快適さ、
次はどっちにするかなあ、
と考えつつ、頭上のライトをパチンと消して就寝。


ベッドの寝心地は良かったものの、
旅のワクワク感か、
向かいの人のイビキのせいか、
安眠熟睡とはいかず、寝たり起きたり。


大島に近づく頃に少し揺れてきて、
船酔いしませんようにと、少しハラハラしつつも
無事に岡田港へと到着。


乗り継ぎで降りたことがあるだけで、
初めての大島滞在。
日の出前のまだ暗い岡田港を
寝不足でぼんやりしたままバス乗り場へ歩く。


2台停まっていたバスの先頭の行先表示に
「御神火温泉」と見え、ほっとして乗り込んだ。



温泉後の青空。




終点の御神火温泉で降りたのは数人、
温泉はほぼ貸切状態だった。
ゆったり浸かって温まる。


タオル持参で700円。
この冬最初の温泉をしっかり堪能した。


お風呂から上がった後は
畳の座敷でモーニングセット(500円)を食べたり、
大島牛乳アイスを食べたり、ごろごろしたり、
なんだかんだで3時間以上。
今日はもう、ずっとここにいたいと思うくらい
まったりした時間を過ごした。


だんだん日が上ってきて、
外はめちゃくちゃに良い天気、
窓からの光が眩しい。


寒いといけないと思って厚着してきたが、
これはもしや、暑いくらいかも。


特にあてはなかったけれど、
波浮港に行ってみようかな…
好きだったドラマ「東京放置食堂」の舞台らしいし。


1時間に1本程度の、バスの時間に合わせて
御神火温泉・愛らんどセンターを出る。



見晴台から。まさに絵葉書のような景色。



港に下りてきました。



きれいな水の色。いっそ海に入りたいくらいの陽気だった。



旧港屋旅館の窓から。無料で入れる資料館になっている。



まずは「波浮港見晴台」のバス停で降りて、
高台から港を見下ろす。
火山島のためか起伏が急で、全体がきれいに一望できる。


山に囲まれた、小さな港。
元は湖だったのが、噴火で海とつながったとか。


しばらく港を眺めてから、
先程乗ってきたバスが終点で折り返してきたのにふたたび乗り込んで、
港に向かう。


運転手さんが、観光ですかと波浮港の名所を
親切にいろいろと教えてくれた。


おかげで、何も知らずに来てしまったわりに
港の名所を歩いて、歴史も少し知ることができた。


観光地観光地していないのに、
旅人をさりげなく受け入れてくれる感じが嬉しかった。


月曜日だったせいか、観光客はほぼいない。
派手なお店もなく、
時が止まったような静けさが漂っている。


多くの文化人が惹き付けられてきたというのも
わかる気がする。


平日とはいえ観光にもってこいの天気で
この景色、この静けさ、


これは、穴場というやつでは…


夏は混んでるのだろうか…




「文学の散歩道」。ところどころに歌碑が立っている。



日が降り注いで、とにかく明るい。



道の先には鏡のような海。



地層の見える道。



椰子の木も。




静かな街並みを歩いて、
気持ちもすっかり穏やかに。


保存会のようなものがあるらしく、
古くからの風情は守りつつ、手入れがしっかりと行き届いている街並みを歩く


雰囲気を壊すような派手な看板などもまったくない。


散策していると、映画の舞台に入り込んだような気持ちになってきた。



港のメインストリート。



帰りの船は元町港から14時45分。
そろそろいい時間。


バスの時間まで、
この港に移住されたトラベルジャーナリストの方がやっている、
「東京放置食堂」のロケ地にもなった
有名な「ハブカフェ」にて休憩することに。


オーナさんの著書を読んで、いつか行ってみたいと思っていたので
オープンしていて嬉しい。


少し緊張しつつ、思い切って戸を開けた。


今どき、どこの観光地も人でごった返しているというのに、
こちらもほぼ貸切状態。
道沿いのいい席に一人で座らせていただく。


朝食べたトーストでまだお腹が減っていなかったので
飲み物だけ注文。


古さと新しさ、温かさとセンスの良さと外国の雰囲気
などがすっきりと同居したようなお店の中には
たくさんの本が手に取れるように置いてあって、
その中の一冊をパラパラと読みながらの
つくづく贅沢な時間。


はっと気づくと、バスの時間の5分前だった。


お礼を言って、お店を後にする。



帰りのバスの車窓から。



有名な「地層大切断面」。



また来ようと思う景色に出会えた。



元町港の待合所は、船を待つ人で賑わっていた。
都会にやってきた感じで、少しうきうき気分。


土産物屋さんも品揃えが充実していて、
椿あげ・牛乳煎餅・手ぬぐいなどを買い込む。




ほっとする雰囲気の壁画。



ジェット船に乗り込む。



太陽に向かって。



赤い屋根は「御神火温泉・愛らんどセンター」。



高速ジェット出港。
テイクオフの後は、ほぼ揺れなし。


次はやっぱり泊まりで来たいなあとぼんやり考えながら、
昨日の寝不足と疲れでうとうとしているうちに、
やがて近くに房総半島が見えてきて、
気づいたときには、もうレインボーブリッジをくぐっていた。


ちょっと離れて戻って来ただけなのに、
いつもの都会が少し違って見える。


ただ行って、帰ってくるだけでもいいんだな。


温泉と火山のパワーと島の人たちに、
心までしっかり温めてもらった。



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沖縄・那覇1泊2日のんびり散歩旅

白雲

3連休の初日の夜。


残り2日はなーんにも予定がなく、
しかも休み明けには大変な仕事が待っていると思うと、
どこかへ行きたくてたまらなくなり、
連休の旅は人も多くし飛行機の料金も高いしで躊躇したけれど、
もしかして沖縄に行けたりするかも?と
航空会社のサイトをサーフィン。


那覇行き、安い席はもうないけれど、株主優待なら若干空席が。


明日ほんとに行くのか自分?と自問自答しながらも
株主優待ならキャンセルも変更もできるしと、恐る恐るポチ予約。


数時間後。
とにかく楽な感じで行きたいと思って、荷造りは最小限。
替えの下着と携帯の充電コードだけ入れた普段使いのバッグ1つで出発。


8:30羽田発、11:10那覇着。



寝ている間に、するりと那覇空港に到着。



いきなりこの南国感。



東京はしとしと雨で薄暗い朝だったのに、那覇の空は明るく、
それだけで、ほーっと肩の荷が降りて解放された気分。
この空気感に浸れただけでも、来てよかったと既に満足。


特に行き先も目的もないので、まずは空港内をぶらっと。


いつもなら到着ロビーからすぐモノレールの駅に向かうところ、
空港ビルを1Fに下りてバスターミナルに出てみた。
ゆいレールができる前の、
ここからバスに乗り込んで旅を始めた頃の記憶が蘇る。


今度来る時は空港から直のバス旅か、レンタカーもいいなあ。


などと思いつつ、特にあてもないので、
とりあえずやっぱり国際通りへ。



国際通りはほどよい賑わい。



アーケード街に入る。



迷路のようで楽しい。



こんな路地が好き。



かわいい色のブーゲンビリア。



うろうろしているうちにお腹が空いてきたので
公設市場でごはんごはん、と行ってみると、まさかの定休日。
周囲にも「マジ!?」「うそでしょ」と立ち尽くすお仲間の人たち。


しかたない。お店を探しつつ、散歩再開。
国際通りをしばらく行くと、“元祖ソーキそば”のノボリ発見。


我部祖河食堂、げんじやー店。


観光客向けっぽい看板だけれど、テラス席には地元の方らしき人が。
ここに入ってみたい。


勝手がわからずおろおろしながらも、食券を買って、
どうにかテラス席でお昼ごはんにありつくことができた。


沖縄そば。今まで食べた中で一番好みの味かも。



腹ごしらえも済んで、また散歩。
国際通りのおみやげ屋さんを1軒1軒
ゆっくり見て回るだけでも楽しい。


お店巡りは人出の多い日のほうが、
気軽に見て回れるメリットがあることに気づいた。
店内に他のお客さんもたくさんいるので、
買わずに出るのもプレッシャーが少ない。


さすが沖縄、まだ真夏のような通りを歩いていると、
あっという間に汗みずく。
休憩場所を探す。


ここ数年、来るたびシャッターが閉まっていた琉球珈琲館は、
とうとう別のお店になったようだ。
初めての沖縄一人旅の思い出のお店。
もう一度、ぶくぶく珈琲を飲みながら国際通りを眺めたかった。


感慨に耽りつつ歩いていると、てんぶす広場のところまで来た。
とにかくクーラーに当たりたくて奥の建物に近づいてみると、
観光案内所とある。
なんとなく公共の施設っぽい雰囲気なのでいつも素通りしていたが、
1階はショッピングエリアで、入っても大丈夫そう。
2階では伝統工芸体験などもしているらしい。
知らなかった。


中に入ってショップを見て歩いていると、
奥まった場所になんともいい雰囲気の喫茶店。


オアシス発見。
心の中で、狂喜乱舞。



黒糖ラテ。最高に美味しかった。



まだ今日の宿泊先を決めていなかったので、
涼しい店内でせっせと検索、
今回は何か新しい試みをしてみようと、
ホテルではなく民宿に決定。ポチ予約。


喫茶店の中はいつのまにか、ほぼ満席になっていた。
お客さんはほとんどが地元の人っぽい。


こんなお店が発見できただけでも、沖縄に来た甲斐があったと
思うほど嬉しい。



長く続いてほしいお店。



予約した宿は徒歩圏内、のんびり歩いて向かうことに。



少し日が傾いてきた国際通り。



県庁の前を通り過ぎて海のほうへ。



久茂地川とモノレール。



58号線を見下ろす。




生命力あふれる植物たち。



30分ほど歩いて、海の近くの住宅地にある民宿に到着。
看板がなければ他の民家と見分けがつかない。


人の家を訪ねてきた感じで、戸を開けて中に入るも
予約時間より少し早かったせいか誰もいない。


初めての那覇民宿に緊張しつつ、
玄関脇のソファーにしばし腰かけて待機。
知り合いのお宅にでもお邪魔しているような気分。


しばらくすると掃除を終えたらしき宿の方が
階段を下りてきて、宿帳に記入、説明を受け、
鍵をもらってチェックイン。


ドミトリータイプの部屋もあるところだったので、
もっと若者向けのわちゃわちゃした感じかと勝手に
想像していたけれど、周囲も住宅街だし、静かで落ち着く環境。


部屋に荷物を置いて、食料の調達がてら、夕暮れの散歩へ。



海の近くの道。



海方面に歩いていると、今夜の宿を探しているときに迷った
ビーチサイドホテルが見えた。
今度はここもいいなあと思いつつ通り過ぎる。


波の上ビーチまで行ってみようと思ったものの、
迷いつつ歩いているあいだにだんだん真っ暗になってきた。
人通りも少なくなってきたので、無理はせず、
ビーチは明日にすることに。


宿の近くまで戻り、あまりお腹が空いていなかったので、
ファミマでおにぎりやどら焼きなどを買って部屋に戻る。
食料と一緒に買ってきた入浴剤を部屋のお風呂に入れて、浸かった。


知らない街にぽつんと一人。
夜になるとやはり少し心細い。
でも、この心細さを味わいに来ているような気もする。


泊まった部屋は、
キッチンはないけれどアパートの一室のような造りで、
住んだらこんな感じなのかなと、妄想をふくらませながら就寝。



翌朝。今度こそビーチへ。



8時半ごろ起床。
天気予報では夕方から雨とのこと。


昨日行けなかった波の上ビーチに行ってみよう。
民宿の方に急な宿泊のお礼を言い、9時半ごろチェックアウト。


まずは波上宮にお参りし、念願のビーチに到着。
もう日差しが強くなってきた。


日陰を作っているあずま屋のベンチに座り、
昨日買った野菜ジュースを朝食がわりに。


後ろのベンチで、観光客らしき若い3人組の女子たちが
恋愛話に花を咲かせているのを聞くともなく聞く。


残りの時間は、のんびり海を眺めて過ごしたい。


海の見えるカフェやお店などあれこれ検索するも、
なかなか行き先は定まらず、
結局、このまま海のそばを歩いて
まだ行ったことのない泊港に行ってみることに。


とまりんの中にもカフェがあるらしいし。
いつか離島に行くかもしれないし。


20分ほどで、とまりん到着。
あまり人はおらず静かで、2階のカフェも閉まっていた。


でも、海側のデッキに出られたので、ベンチに座って海を眺める。
渡嘉敷島行きのフェリーが見えた。


港の雰囲気、いいなあ。


ぼーっと海を眺めているうちに、なぜかふと頭に浮かんできたのが、
有名な沖縄ぜんざいのお店、富士家さん。


泊に本店があったような。



曇っていても、ずっと眺めていたい海。



Googleマップで見ると、徒歩10分ほどのところにあるようだ。
これは行くしかない。


食い意地に導かれ、さくっと到着。
日が昇ってきて、今日も暑い。
沖縄ぜんざい日和。


店内にはサーフボードや海の写真が飾ってあって、
おしゃれだけどリラックスできる雰囲気。
まだそれほど混んでなく、
観光客と地元の人と半々くらいの感じだった。


レジで先にオーダーして、着席して待つ。


ミルクぜんざいとホットコーヒー。



お店を出て、記念撮影。



ぜんざいを食べながらGoogleマップを見ていると、
近くに沖縄県立博物館・美術館と表示されている。


これまで、沖縄に来た時は県立博物館・美術館の近く、
おもろまち駅周辺のホテルに泊まることが多かったので、
食後の散歩がてら、なじみのある街に行ってみるのもいいかも。


混んできた富士家さんを出ると左手に曲がり、坂を登って、
黄金森公園を通り、NHK沖縄放送局の脇を通ってしばらく行くと、
美術館の裏手に出た。


美術館の横をそのまま通り過ぎ、おもろ天空橋を渡って
サンエーの看板を横目に見ながら、まっすぐおもろまち駅まで歩く。


これからどこかへ繰り出すより、もう空港に行ってしまって
海を見たり、おみやげを見たり、のんびりしよう。


飛行機の時間には早いけれど、
そのままゆいレールに乗り込んで空港へ。


昨日到着してぶらぶらした時から、ほぼ24時間。
たった1日、特別なことは何もしなかったのに、
気分はがらりと変わっている。


JALのサイトをチェックすると、予約してあった便の1本前に
空きが出ていたので、変更。


15:00那覇発、17:30羽田着



リーフに白波が立っているのが遠くに見える。



空港のビル内を、キョロキョロうろうろし、
最後は搭乗を待つエリア内の売店で、沖縄の本を2冊ほど購入。


『帰る家もなく』(与那原恵著、ボーダーインク)
『よくわかる琉球・沖縄史』(沖縄文化社編)


来れば来るほど魅力的な沖縄のことをもっと知れたら。


満席の飛行機に乗り込み、離陸する頃、雨が降り出した。


さっき買ったばかりの本を読みふけっている間に東京到着。


羽田空港のビルに降り立ち、
無事帰ってこれたことにほっとしつつ、
また行けるように頑張るのだと決意。


帰りのバス乗り場に向かおうと、
ガラス扉を開けてビルを一歩出た瞬間。


寒っ、クーラー効きすぎ!
ん? いやいや、ここは外。


東京は、いきなり冬が来たように寒くなっていた。



バスの車窓。東京の道も新鮮に映る。

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